はじめに
SSL証明書は、Webサイトの安全性を高めるために欠かせない存在です。しかし、いざ購入しようとすると「何を基準に選べばいいの?」と悩む方も多いのではないでしょうか。今回は、初心者の方でも失敗しないよう、SSL証明書を購入する際に確認すべき5つの重要ポイントをわかりやすく解説します。
1. 証明書の種類(DV / OV / EV)
SSL証明書には大きく3種類あります。
- ドメイン認証(DV):ドメイン所有者の確認のみ。最も手軽。
- 組織認証(OV):企業情報も確認。信頼性が高い。
- EV証明書:厳格な審査があり、ブラウザに企業名が表示。
ポイント:
個人サイトならDVで十分ですが、企業サイトではOVまたはEVが推奨されます。
2. 対象範囲(シングル / ワイルドカード / マルチドメイン)
- シングルドメイン:1つのドメインだけを保護。
- ワイルドカード:
*.example.comのように、サブドメインすべてを保護。 - マルチドメイン(SAN):複数の異なるドメインを1枚の証明書で保護。
ポイント
複数のサブドメインやドメインを使っている場合は、ワイルドカードやマルチドメインが便利です。
3. 有効期間と更新手続き
SSL証明書は最長で13か月(約398日)しか発行できません。以前のように3年単位の証明書はなくなっています。
確認すべきこと
- 自動更新に対応しているか?
- 更新リマインダーの通知はあるか?
ポイント:
期限切れはSEOにも影響するので、更新忘れを防ぐ仕組みが重要です。
4. 対応ブラウザと互換性
SSL証明書はすべてのブラウザで動作するわけではありません。特に古いブラウザやモバイル環境での動作確認が必要です。
確認すべきこと
- 主要ブラウザ(Chrome, Firefox, Safari, Edge)での動作保証
- スマートフォンやタブレットでの互換性
ポイント:
信頼性の高い認証局(CA)を選ぶことで互換性の問題を減らせます。
5. サポートと価格
SSL証明書の価格は無料(Let’s Encrypt)から数万円するものまで幅広いです。価格だけでなく、サポート体制も重要です。
確認すべきこと
- 日本語サポートの有無
- 設定支援サービスがあるか
- 緊急時の対応速度
ポイント:
初めての導入なら、多少費用がかかっても手厚いサポートを選ぶと安心です。
よくある質問
- Q. 無料の証明書でも問題ないですか?
- 個人サイトなら問題ありませんが、ビジネス用途では有料の証明書が信頼性の面で優れています。
- Q. 証明書はどこで確認できますか?
- ブラウザのアドレスバー横の鍵マークをクリックすることで確認可能です。
まとめ
SSL証明書はWebサイトの信頼性と安全性を高める重要な要素です。購入時は、証明書の種類、対象範囲、有効期間、互換性、そしてサポート体制をしっかり確認しましょう。これらを押さえておけば、失敗のないSSL導入が実現できます。
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